Biodiversity
生物多様性

自然との調和を目指して

私たちの事業活動は製品を製造するうえで、材料・水などの自然の恩恵を受けて成り立っており、その事業活動によって自然を破壊してしまっては持続可能な社会を構築することはできません。
当社では以下の地域貢献を進めています。

生物多様性への取組み

企業の森づくり運動

私たちは事業活動によってCO2を排出する立場でもあることから、そのCO2を吸収してくれる森林を保全することは企業の社会的責任の1つと考えます。花巻工場では、2012年に岩手県・花巻市・東北日東工業株式会社(当時)の3者間で「企業の森づくり活動」の協定を締結し、花巻市にある胡四王山の市有林5haを保全しています。
この胡四王山は、宮沢賢治の短歌「丘」という作品の舞台となった場所でもあり、イベントも数多く行われ、毎年多くの方が訪れます。
市民の憩いの場でもあるこの地を定期的に草刈りや植樹などの活動を行い、環境保全に取り組んでいます。

外来種の駆除

私たちは自然環境から受け取る「恵み(生態系サービス)」によって支えられています。しかし、かつてない種の絶滅がこれを脅かす存在となっており、その原因の1つとして外来種の侵入が指摘されています。特に、オオキンケイギクは強靭な生命力で日本固有の野草を駆逐してしまうため、生態系への影響から外来生物法で「特定外来生物」に指定されています。
本社では、みどり豊かな「公園工場」を推進するなかで、オオキンケイギクなどが根付かないよう注意し、外来種の駆除を進めています。

地域清掃活動への参加

2005年の「環境」をテーマとした愛知万博開催に先立ち、「町を訪れる方に居心地良くすごしていただく」ことを趣旨に、2003年より長久手市主催の清掃活動(通称 愛・Nクリーン)がスタートされました。

今では長久手市全域に広まり、2022年12月に行われた活動では、市民・団体合わせて700名近い参加となりました。2023年度は、本社から市ヶ洞地区へ16名が参加しました。

これからも継続的に参加することにより、地域の輪が広がり、住みよい街づくりに貢献していきます。

「クリーン作戦」への参加

毎年、岩手県花巻市では、花巻市主催の「クリーン作戦」が行われ、花巻工場も参加しています。

2023年度は、花巻工場からは20名近くの社員が参加し、工場周辺を中心に通勤経路や歩道など幅広く実施しました。

これからも地域の美化活動に取り組んでいきます。

樹木の伐採作業への参加

静岡県では基本理念である「持続可能な水循環社会の形成」に向け、安定した地下水利用と保全が両立できることを目標として地下水保全対策を実施しています。

磐田工場では地下水を利用している立場として、中遠地域地下水利用対策協議会に加入し、さまざまな環境保全活動に協力しています。

2023年度は、静岡県磐田市内にある「とんぼの楽園」で知られている桶ヶ谷沼(おけがやぬま)で、沼内にある樹木の除伐作業を実施しました。