Resource Circulation
資源循環
基本的な考え方
廃棄物の削減は、Scope3の削減にも貢献します。当社では、2022年度「2050年カーボンニュートラルの実現」を宣言し、 これを進めていく上で、排出物削減活動は重要な取り組みとなります。
当社では、1995年の環境方針策定時から「排出物削減」を入れて、中長期的に目標を定めて取組み、成果を出してきました。 今後も、3R活動(リデュース、リユース、リサイクル)を推進し、Scope3の削減に貢献していきます。
産業廃棄物処分場の視察
不法投棄が社会問題化している現在、産業廃棄物処分業および運搬業の取引先と安心した信頼関係を築くことが重要です。
当社では社内認定を受けた従業員が産業廃棄物処分場を定期的に訪問し、所定のチェックシートに従って処分状況・マニフェスト管理状況・5S管理状況などを確認、評価しています。
当社が引き渡した産業廃棄物が適正に処理されていることを確認するとともに、環境負荷低減に努めている取引先とのお付き合いを深めています。
排出物削減への取組み
営業所から出る紙のリサイクル
営業所から排出されるごみの大半はダンボール、コピー用紙などの紙屑です。しかし、その多くはリサイクルされることなく可燃ごみとして廃棄されていました。
工場では2003年にゼロエミッション宣言をしており、環境に優しい処理を進めていることから、営業所の紙屑についても2013年より古紙専門処理業者への委託に切り替えを進め、2019年度には、全ての営業所を完了しました。
この切り替えにより、以下の2点に貢献しています。
●可燃ごみとしての焼却処分の削減 ⇒ CO2排出抑制
●紙の原料としてリサイクル ⇒ 森林の保護
ゼロエミッションの強化への取組み
プラスチックごみの海洋汚染問題や、不法投棄の問題などといった環境汚染問題は、廃棄物の適切な処理に関連しているとも考えています。
当社では、排出事業者の立場として、廃棄物処分先についても、定期的に訪問し適切な処理状況を確認するだけでなく、委託先の選定段階から、積極的にリサイクルを進める処分業者を優先的に選んでいます。
埋立・単純焼却量を1%未満に抑え、全排出量の99%以上が再資源化することを当社のゼロエミッションと定義し、2003年にゼロエミッションを達成し、以来、維持に努めています。