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2024.03.29

Web会議 問題解決

Web会議問題解決コラム その41:Web会議におけるセキュリティ面のリスクと対策

Web会議を行う際に、気になるのがセキュリティ面でのリスクですが、対策はきちんとできていますか?
Web会議のセキュリティ対策については「Web会議のセキュリティ対策とは」(Web会議問題解決コラム その26)でも詳しく述べていますが、こちらのコラムでは、主にどのようなリスクが危惧されるのかについてまとめました。

目次

Web会議のセキュリティ面のリスク

Web会議を行う際、危惧されるセキュリティ面のリスクには、どのようなものがあるのかを知り、その上で対策を立てるようにしましょう。

[1]不正アクセス

セキュリティ面において最も高いと言えるリスクは、第三者による不正なアクセスです。

☆Web会議はURLを知っていれば誰でも参加できる場合が多いため、第三者にURLを知られてしまうと、会議の内容を盗み聴きされる、共有データや資料などが不正にダウンロードされる、といったリスクがあります。

⇒対策[1]-1

パスワードを設定してアクセス制限できる機能を活用しましょう。また、会議ごとにその都度新しいURLを発行して参加者のみに知らせることを徹底しましょう。さらに、セキュリティコード(会議ID)を設定しておくと、万一URLを第三者に知られてしまっても入室を制限することができて安心です。

☆社員が外出先や出張先でWeb会議に参加した時に、様々な施設や宿泊先、カフェなど多くの人が利用する公共のWi-Fiで、不正アクセスを許してしまう恐れがあります。

⇒対策[1]-2

公共の無料Wi-Fiは使用しないように注意喚起しましょう。

☆社外秘の資料など重要なファイルをサーバー上で保存していたために、ハッキング被害に遭う事例もよくあります。

⇒対策[1]-3

できるだけサーバー上には重要なデータを保存しないようにしましょう。どうしてもサーバーに保存が必要な場合は、閲覧にアクセスの権限をつけ、Web会議が終わったら重要なファイルは削除しましょう。

[2]情報の流出

次に、Web会議でよくあるセキュリティリスクとして、アカウントの乗っ取りによる情報の流出が挙げられます。

☆第三者にWeb会議システムのアカウント情報を知られてしまい、会議に関係のない動画や画像を流されるなどのいたずらをされたという事例があります。

⇒対策[2]-1

Web会議システムにアクセスできるIPアドレスを指定しましょう。IPアドレスを指定しておくことで、万一アカウントが盗まれても、登録されていないネットワークからのアクセスは拒否されます。

☆場所に縛られずどこからでも参加できるのがWeb会議の良い点ですが、反面、周囲に人の多い場所から参加していると、会話の内容を聞かれたり、端末の画面をのぞかれたりして、気づかない間に情報を流出してしまうこともあります。

⇒対策[2]-2

Web会議を行う場所は、周りに人がいないところに限定しましょう。

☆ノートパソコンやスマートフォンなどの端末を紛失したり、盗まれたりした場合にもアカウントが乗っ取られ、情報が洩れてしまう危険があります。

⇒対策[2]-3

端末を失くさないことが一番ですが、万一の場合に備え、パスコードロックの設定やハードディスクの暗号化などは必ずしておきましょう。
遠隔でロックやデータの消去ができるリモートワイプ(遠隔消去)の利用も、万一に備えての有効な手段です。

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[3]詐欺被害

Web会議の普及に伴い、ZoomなどのメジャーなWeb会議システムの偽物が増えています。

☆偽物のWeb会議システムをダウンロードしてしまうと、パソコンを起動後、セキュリティ警告画面が表れ、サポート費用を請求する、他のフィッシングサイトに誘導する、などの被害に遭う事例があります。

⇒対策[3]-1

Web会議システムを導入する際には、必ず公式サイトからダウンロードしましょう。サイトのURLが正しいか確認し、偽物に注意しましょう。

Web会議システムのセキュリティは、普及に伴い年々強化されており、安心して利用できるものがほとんどです。とはいえ、安全に利用するためには、各企業や社員一人ひとりがリスクに対する意識を持つことが重要です。

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