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2024.01.29

Web会議 問題解決

Web会議問題解決コラム その37:オンライン面接での人材確保 注意すべきポイント

遠隔地からも広く人材を確保することを目的に、採用面接をオンラインで行う企業は以前からありましたが、コロナ禍をきっかけにさらに増えました。
今回のコラムでは、人材確保にオンライン面接を活用する際、どういった点に注意すべきかについてお伝えします。

目次

オンライン面接とは

以前は主に対面で行われていた採用活動ですが、現在は求人広告の掲載から企業説明会、面接に至るまで、さまざまな採用活動がオンライン上で行われています。
オンライン面接は、面接官と応募者が同じ場所で対面するのではなく、各自のいる場所からそれぞれテレビ電話やWeb会議システムなどを利用し、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末の画面越しに行うものです。
応募者に自己PRを録画して送ってもらうといった方法の面接もあります。
リモートワークの普及に伴い、在宅ワーク前提の採用枠などで特にオンライン面接が活用されています。

オンライン面接のメリット

〇企業にとって

面接会場を用意する手間が省け、会場までの移動にかかる時間やコストをカットできます。
また、これまでの対面式面接では応募が難しい遠隔地に住む人や、現職で忙しく時間の都合をつけにくい人にも、応募してもらえる機会が増えます。
さらに、多様な働き方が増えている中、オンライン面接を実施する企業は時代に合わせた柔軟性があることをアピールできます。

〇応募者にとって

面接場所まで赴く必要がなく、自宅からでも面接を受けられます。応募がしやすくなり、移動の手間や交通費がかからず経済的にも助かります。

〇双方にとって

比較的、時間と場所に縛られないため、面接日時の調整が容易です。その分、面接から選考までの時間を短縮でき、早期の結果も見込めるため、採用側と就職活動側の双方にとってメリットがあります。

オンライン面接イメージ

オンライン面接で注意すべきポイント

1 面接の運用を見直す

オンライン面接を導入する際には、対面式の面接との相違点をふまえ、オンラインに適した説明や質問方法を再考する必要があります。
オンライン面接の場合、応募者が増える傾向があります。例えば、面接は書類審査を通過した人だけにするなど、面接の負担を軽減する方法を考えましょう。
また、応募者に対する評価は言語によるコミュニケーションによるところが大きくなります。対面式の面接以上に、応募者について事前に履歴書などの書類をよく読み、質問の内容を決めておくといった準備をしっかりしておきましょう。

2 ミスマッチを防ぐ

オンライン面接により、求職者は応募しやすくなる反面、企業を実際に訪れる機会が少なくなります。面接がすべてオンラインだった場合は、就職するまで一度も訪れないこともあるでしょう。そうすると、職場の実際の雰囲気を知らないままで、入社してみたら合わなかったということも起こり得ます。
そうした事態を避けるためには、面接の前に社員と応募者が気軽にコミュニケーションできる機会を持つことが有効です。その際、採用担当者ではなく、実務に携わる社員が業務についてフランクに説明することで、オンラインでも応募者に社内の雰囲気が伝わり、自社への理解を深めてもらいやすくなります。

3 通信トラブルに備える

オンライン面接では、インターネットの通信トラブルのリスクがつきものです。万一トラブルが起きた際の連絡手段や別の通信手段を準備しておくと安心です。
応募者への面接の案内も余裕を持って早めにしておきましょう。
また、面接では個人情報のやりとりがあるため、情報漏洩の予防策は必須です。使用するツールのセキュリティ機能を確認し、漏洩リスクの低いツールを選ぶことも大切なポイントです。

オンライン面接の導入により、これまでは縁のなかったタイプの人材を確保できる可能性が高まります。ただし、オンライン面接を行う前に注意すべきポイントはおさえておきましょう。

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