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2023.12.25

Web会議 問題解決

Web会議問題解決コラム その35:Web会議を活用したオンライン研修 成功のポイント

近年、時代の流れにより、人材育成においても急速にオンラインによる研修のニーズが高まりました。
今回は、Web会議を活用したオンライン研修について、また、成功させるポイントをまとめました。

目次

オンライン研修とは

オンライン研修とは、ZoomやGoogle Meetなどに代表されるWeb会議システムを利用して、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末から受講できる研修のことです。
同じ場所に集って行う研修と違い、インターネット環境と端末があれば、場所や時間に縛られず、実施・受講が可能です。企画(Plan)、実践(Do)、評価(Check)、改善(Act)のPDCAを行う点においては、リアルな研修との違いはありません。

オンライン研修のメリット

〇低コストで実施・受講が可能

研修会場として特別な場所を準備する必要がないため、会場探しの手間や時間、また会場までの移動にかかる交通費などが不要です。

〇どこからでも受講できる

オンラインなので、テレワークや出張中の社員が自宅や海外など、どこにいても研修に参加できます。

〇録画して保存できる

Web会議システムを活用することで、研修内容を録画して保存することができます。これにより、オンタイムでの受講が無理な場合でも、都合のよい時間に受講できます。

オンライン研修のデメリット

ただ視聴しているだけの授業やeラーニング型のオンライン研修の場合、緊張感がなく、リアルでの研修のように参加者同士の交流から切磋琢磨できる、といった機会に欠けることがデメリットと言えるでしょう。

オンライン研修イメージ

オンライン研修の成功のポイント

〇事前準備をしっかり行う

オンライン研修の前日までに、Web会議システムのアプリがダウンロードされているか、インターネット環境は充分かどうか、マイクやスピーカーの状態なども確認しておきましょう。
研修当日は、遅くとも開始10分前には、全ての動作環境のチェックを終えましょう。

しかしオンライン研修では、どんなに事前準備をしていても、音声が途切れたり画面が固まったりといったトラブルが起こりがちです。そうした事態に備えて、パソコン操作やWeb会議システムに精通している人にサポート役を担当してもらうようにしておくと安心です。

〇研修の構成を工夫する

オンライン研修では、目の前に講師がいないことで緊張感が薄れ、集中力も続きにくい傾向があります。1回の研修時間は長くても2時間程度に設定し、10分程度の休憩時間を入れるとよいでしょう。

また、適度な緊張感を持つために、講師だけではなく、受講者の顔も画像に映して受講することをおすすめします。画面越しでもお互いの顔が見えることで、講師と受講者の距離感が縮まります。研修の最後に質疑応答の時間を設けることで、リアルでの研修と同様に参加者間の交流から切磋琢磨につながる機会をつくれます。

〇研修後にフォローを行う

オンライン研修が終わったら、レポートの提出やフィードバックを行い、研修の成果や今後の課題を洗い出しましょう。例えば、Web会議システムのアンケート機能を使って、受講者に研修の満足度などを評価してもらい、次回の研修の企画に生かすこともできます。

オンライン研修とリアル研修の融合

最後に、オンライン研修と従来のリアル研修を融合させた研修方法をご紹介します。
主となる研修はリアルで行い、事前の予備学習と事後のフォローアップ研修をオンラインで行うという形です。
事前学習は、eラーニングなどの自主学習で確認テストを行い、フォローアップでは、Web会議システムを活用して1対1での面談を実施するなど、リアルとオンラインのいいところを取り入れた新しいタイプの研修方法です。

Web会議システムを活用したオンライン研修を導入し、時にはリアルと融合させた研修も取り入れ、上手に人材育成に活用できるのが理想的です。

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