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2024.03.18

オフィス空間改善

オフィス空間改善コラム その40:パーテーション工事の費用はどのくらい?

オフィス内の空間をパーテーションで仕切ることで、新たなスペースが生まれ、さまざまな用途に活用できます。このコラムでは、パーテーションの種類や導入費用についてまとめました。

目次

パーテーションの種類

パーテーションには、大きく分けて「設置型」と「施工型」の2種類があります。

〇設置型パーテーション

設置型は、ローパーテーションとも呼ばれるもので、簡単に設置や撤去が可能です。必要なときに間仕切りとして設置し、不要なときはたたんでしまっておけるタイプです。メリットは、購入費のみですぐに設置でき、工事が不要な点です。デメリットは、専門の施工業者を介さないため、自分でパーテーションを選ぶ必要があるため、オフィスに合うデザインやサイズを見極めるセンスが問われる点です。

〇施工型パーテーション

施工型は、天井や壁、床などにしっかりと固定するタイプです。本格的な工事が必要なため、専門業者に施工を依頼して設置します。メリットは、天井から床まで間仕切ることで、完全な個室になることから、密閉性、防音性に優れている点です。デメリットは、設置に工事が必要なため、設置型パーテーションに比べると導入コストがかかり、大がかりなものでは設置完了までに日数もかかる点です。

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パーテーションの価格

〇設置型パーテーションの価格

設置型のパーテーションの導入にかかる費用は、工事は不要なため、パーテーション本体の価格のみになります。
ローパーテーションは、1枚あたりの一般的な大きさが幅90cm×高さ120~180cm程度で、複数枚を連結して使用します。価格は、素材や大きさ、デザインや色、種類によってさまざまですが、オフィスで使用するのに適したものでは、1枚2万円程度のものが主流でしょう。

〇施工型パーテーションの価格

施工型パーテーションにはパネルを並べる簡易タイプのものから、オーダーメイドでつくる造作壁というものまで、さまざまな種類があります。パネルタイプの価格は、アルミ、ガラス、スチールの順に高価になります。さらに、防音・防火など特別な機能が備わったものは高くなります。1枚あたりの価格例は、アルミで1万2000円程度から、ガラスで1万4000円程度から、スチールで2万円程度から、になります。

施工型パーテーションの施工費用

施工型パーテーションを設置する場合、パーテーション自体の価格に加え、工事費が必要になります。パーテーションの施工費用は、㎡あたりや坪単価で算出され、さらに作業工数、設置場所、難易度などの施工条件によって総費用が決まります。

〇施工費の内訳例

工事費......パーテーション施工の難易度、必要な作業員数、工期日数によって決まる
配送・運搬費......パーテーションのサイズや数量、運搬距離によって決まる
デザイン・設計費......デザインやレイアウト設計、カスタマイズなどの要望により決まる
付随工事費......パーテーション内の電源やネットワークケーブルの設置、追加の照明の設置などにかかる費用
廃材処理費......既存の設備を撤去した場合や施工時に出た廃材の処理にかかる費用
許認可・申請費......パーテーションの設置に関する許可や申請が必要な場合の届出書の作成や提出の代行費用

〇施工費例

例えば、天井高が2.3mの一般的な部屋で、9mの間仕切りを施工した場合、クロス仕上げの造作壁で13万円程度(工期は最短で2日)になります。アルミパーテーションの場合は材料費が11万円程度(工期は1日)で、施工費が加算されます。ガラスやスチールのパーテーションの場合は、さらに価格が上がります。この例の場合、価格は造作壁の方が安くなりますが、工期はパーテーションの方が早く完了します。

パーテーション工事の費用は、実際にどのようなパーテーションを設置するかによって大きく変わります。特に、施工型パーテーションの設置を検討する場合は、専門業者へ希望に合うプランの見積もりを依頼されることをおすすめします。

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