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2024.03.18

オフィス空間改善

オフィス空間改善コラム その39:集中ブースを設置する最適な場所とは

オープンスペースのオフィスなどで、1人で集中して作業ができるスペースの必要性から、集中ブースを設置するケースが増えています。集中ブースはどのような場所に設置するのがよいのか、また、オフィスでの設置例についてもご紹介します。

目次

集中ブースとは

集中ブースとは、周囲の視線や音を遮断し、1人で集中して作業ができるようにつくられたスペースのことです。作業ができる机や椅子、電源などが備わっています。電話ボックスのように周囲を完全に囲った箱型の個室型ブース、上部や側面の一部は開いている半個室型のブースなど、サイズも形状もさまざまなタイプがあります。パーテーションで仕切って簡易的につくられた集中ブースもあります。

集中ブースが人気の理由

働き方の多様化に伴い、オフィスのレイアウトを変更する企業が増えました。フリーアドレス化やオープンスペースに変わったオフィスにおいて、集中ブースを設置することは、集中して仕事をしたいときのスペースとしてニーズが高まっています。
特に、個室型の集中ブースは、集中して仕事ができるだけでなく、Web会議用のスペースとしても活用できます。また、周囲の人と距離を取れることから感染症対策としても有効なため、人気があります。

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集中ブースの最適な設置場所

集中ブースを設置するのに、最も適しているのはどのような場所なのでしょうか。

〇静かな場所

できるだけ静かな場所に設置しましょう。あまりに周囲が騒々しい環境では、いくら防音性が高い個室型ブースであっても完全な遮音効果は期待できません。半個室型の場合はなおさら、音が気になって集中できなくなってしまいます。せっかくの集中ブースで落ち着いて業務に取り組むためには、騒音や雑音の届きにくい場所を選んで設置するのがよいでしょう。

〇人通りの少ない場所

出入り口や通路など、人の往来が多い場所は避けて設置しましょう。個室型ブースの場合でも、閉塞感のないように窓などが設けられており、中からも外からも見えるようになっています。ましてや半個室型やパーテーションなどで仕切ってつくられたスペースでは、人の往来が視界に入り気が散ってしまいます。集中ブースは、人の視線が集まりにくい壁際やコーナーに設置すると、人通りも少なく、周囲の視線を気にせず業務に集中できます。

〇広めの場所

集中ブースの設置には、ある程度の広さが必要です。ブースを設置したことでスペースに余裕がなくなり動線が悪くなるなど、他の業務に支障が生じてしまうようでは困ります。できるだけ動線の邪魔にならない、オフィス空間に圧迫感を与えない場所を確保しましょう。

集中ブースの設置例

〇ルーバーを使用して設置

オープンスペースのオフィスで、格子状のルーバーをパーテーションとして使用し、集中スペースを設置しています。隙間のあるルーバータイプを使用することで、圧迫感を抑え、自然に空間を仕切りつつ、他のスペースとほどよいつながりを持たせ、業務がスムーズに行えるようになっています。

〇窓際に設置

フリーアドレス制の導入に伴い、窓際に集中エリアが設けられるようになりました。柱や梁の部分を活かし、作業しやすいように、天井にダウンライトが設置されています。

〇個室型ブースを設置

ABW型の働き方を推進しオープンスペースを採用しているオフィスで、執務スペースとは離れた場所に個室型の集中ブースを設置しています。Web会議や個人の集中ワーク用として設けられました。

〇半個室型ブースを設置

執務スペースの中に半個室型の集中ブースを設けているところもあります。社員同士のコミュニケーションの取りやすさと集中できる作業環境の両立をねらい、業務の生産性につなげています。

集中ブースの導入は、社員の業務効率化、生産性向上に役立ちます。オフィスの中で最適な場所を選んで、集中ブースを設置されてはいかがでしょうか。個室型ブースを設置する場合は、管轄の消防署への申請が必要な場合もありますので、実際に設置する前に、専門業者に確認しておきましょう。

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