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2023.12.11

オフィス空間改善

オフィス空間改善コラム その33:出社したくなるオフィスとは コミュニケーションの重要性

コロナ禍をきっかけに急速に広まったリモートワークですが、最近は再び、出社する働き方に戻る企業も増えています。
その一方で、リモートワークを続けることを希望する社員は多いようです。

オフィスワークへの回帰を望む企業の場合、あらためてオフィスに出社する意義を考えるとともに、社員が出社したくなるオフィスとはどういうものなのかを検討する必要があります。

目次

オフィスに出社する意義

リモートワークの環境もいろいろな工夫でかなり整ってきました。しかし、リモートワークが進むほどに、対面でのコミュニケーションの重要性にも気づくようになりました。
オフィスに出社して働く意義は、何よりもまず、コミュニケーションにあると言えます。

1. コミュニケーションが取りやすい

オフィスに出社することで、社員同士が顔を合わせるようになり、自然とコミュニケーションが生まれます。雑談を通して互いへの理解が深まり、信頼関係が築きやすくなります。コミュニケーションが取りやすくなると、業務の報告・連絡・相談がしやすくなり、チームとしての連帯感も生まれやすくなります。

2. アイデアが生まれやすい

オフィスで働く社員同士のコミュニケーションが増え、意見交換が活発になることによって、新しいアイデアが生まれやすくなります。

3. 知識や技術の伝達がしやすい

オフィスで一緒に働いていると、上司は部下や新入社員の抱える課題や悩みに気づきやすくなり、すぐに助言や対応ができます。また、技術や知識をタイムリーに、リアルに伝えられるため、認識の違いや誤解を防ぐこともできます。

オフィスイメージ

社員が出社したくなるオフィスとは

企業にとって出社して働いてもらう方がよい面が多くても、ひとたび電車通勤のストレスから解放され、出社せずに快適にリモートワークをしていた社員にとって、再び出社を促されるのは不本意かもしれません。柔軟な働き方を選択することも可能であることが理想的でしょう。
そのうえで、社員が強制されてではなく、自発的に出社しようと思うオフィスとはどのようなものかを考えてみましょう。

1. 清潔感のあるオフィス

コロナ禍の対策は落ち着いてきたものの、ウイルスが消滅したわけでも感染者が減ったわけでもありません。
オフィスワークを促すのであれば、コロナウイルスやインフルエンザなど様々な感染症への対策がきちんとなされているオフィスでなければ、社員は安心して出社できません。
部屋の換気や共用部の消毒が徹底され、掃除や整理整頓が行き届いた清潔感のあるオフィスなら、健康に敏感な社員も安心できるでしょう。

2. 業務に集中できるオフィス

在宅勤務では集中できないという社員にとっては、オフィスの方が業務に集中できてよいと積極的に出社するかもしれません。しかし、逆にリモートワークでも集中できる環境に恵まれている社員にとっては、オフィスに集中できるスペースがないと、自宅で仕事をする方がよいと思うかもしれません。
オフィスに集中できる部屋や個室ブースなどが用意されていると、出社へのモチベーションも上がります。

3. 社員への配慮があるオフィス

例えば、健康に配慮したメニューが提供される食堂、リフレッシュできるカフェスペース、軽い運動ができるジム、子どもを預けられる託児所、本や資料を借りられる図書室、などを備えたオフィスであれば、自宅にはない利便性があり、社員にとって出社するメリットが大きいと言えます。
企業から社員へのこうしたサービスの提供は、企業への愛着や満足感を生み、仕事への貢献意欲を高め、その結果、エンゲージメントや生産性の向上につながります。

社員が自ずと出社したくなるようなオフィスであれば、社員の出社を無理なく促すことができます。社員同士が実際に顔を合わせる機会が増えることで、社内のコミュニケーションの活性化を期待できます。

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