
機材事業部長直轄
機材設計課
第一設計係
牧野 秀紀HIDEKI MAKINO
2010年 入社
工学部 機械学科 卒
全ての家、工場、商店などには電気を安全に使用するために漏電、安全ブレーカーなどをまとめて収納した箱“配電盤”があります。私が設計を担当している「キャビネット」は、配電盤や通信機器などの電気・電子機器を安全に収納するためのものです。収納されるものが電気機器なので、安全性は当然ですが、取付けや点検のときに使いやすいかという点も心がけています。自分の仕事はインフラの“縁の下の力持ち”であると自負しています。

全ての家、工場、商店などには電気を安全に使用するために漏電、安全ブレーカーなどをまとめて収納した箱“配電盤”があります。私が設計を担当している「キャビネット」は、配電盤や通信機器などの電気・電子機器を安全に収納するためのものです。収納されるものが電気機器なので、安全性は当然ですが、取付けや点検のときに使いやすいかという点も心がけています。自分の仕事はインフラの“縁の下の力持ち”であると自負しています。
主な業務
名所タワーの上から、秘境の地まで。
設置場所を問わず品質を保つ「キャビネット」を。

日東工業のキャビネットには、既製品のように予め材質や寸法が決まった中からお客様が選ぶ方式の製品もありますが、自分は、個々のお客様のニーズに応えた特注キャビネットを担当しております。例えば、都会の高いタワーの上で通信機器を収納したり、山の中で電子機器を収納するなど、場所と条件に応じた一品一様の設計をしています。特に最近は屋外設置が多いので、台風や地震といった天災に備えた構造や高性能なキャビネットの依頼も多く、身が引き締まります。キャビネットは、すべての製造工程を自社で行うので、完成品ができるまでの全プロセスを見届けられます。自分の設計通りに製品が完成したときは、最大の喜びです。



やりがい、目標

独り立ちしたら、設計はほぼ一人で担当。
マニュアルにないことは、先輩の支えがある

入社して3年ほど先輩の下で学び、今は一人で設計業務をこなしています。独り立ちしたら異なる他部署とチームを組んで1つの製品をつくり上げていくため、責任感を感じるとともに達成感を味わえます。特に特注品の設計はお客様との距離が近く、初期の打ち合わせから同席して仕様を決めていくので、実際に使うお客様の喜びと悩みがダイレクトに分かり、自分の成長につながっていると実感します。IoTが加速することによって、情報を支える新しい機器、精密な機器が今まで想定していなかった環境に設置され、「キャビネット」も進化が求められる時代。数年で技術トレンドが変わるので、日々情報収集しつつ、好奇心を持って学んでいきたいです。また毎年新人が配属される部署のため、経験不足をカバーできるような資料を作成し、部全体の底上げに貢献するのも目標です。
ある日のスケジュール
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07:00
出社
通勤ラッシュを避け少し早めに出社し、
朝の時間を読書など有効に活用。 -
08:00
勤務開始/メール、スケジュールチェック
打ち合わせした内容やニーズを踏まえ、満足いただける見積書を作成します。営業と打ち合わせすることもあります。
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09:00
設計作業
朝礼を行ったあとに、設計の進捗歩合とタスクの確認を行った後、特注品の製品の設計作業を開始します。
(設計が一日で完結するのは稀です) -
11:00
打ち合わせ
営業と仕様の打ち合わせをします。設計を進めていく中で、
選択肢がいくつか存在する場合には徹底的に比較検討します。 -
12:00
昼食
社員食堂で昼食。温かい食事に心が和みます。同期の 2 人と情報交換し、残りの時間は新聞で情報収集を行います。
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12:45
設計作業
昼礼を行い、トラブルや報告を確認し、もしトラブルがある場合は、発生原因を組織で考えます。
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19:00
退社
帰宅して、子どもと遊びます。
まだ小さいので早く帰らないと寝顔しか見られません。
そのためにも業務を効率よくこなす必要があります。
これまでのキャリア
2010年
入社/
本社と工場で新入社員研修、組立研修
3 ヶ月間の現場実習を経て、菊川工場機材設計課で機材設計に役立てるためキャビネット組立の実習。生産現場で人脈を築くことで設計に戻った際、コミュニケーションを円滑にすることができました。
2010年
11月/現場実習を終えて設計へ
先輩の指導のもと製品基礎などを学びます。
最初から一人で担当することはないので安心して学べました。
2013年
11月/先輩のもとから卒業し、独り立ち
設計業務を一人でこなす様になります。
お客様との打ち合せなど、営業と同行して、よりよい製品の提案を行いました。
2016年
5月/特注品の開発なども担当
大規模な特注品の開発に携わることもあり、スキルアップの手応えを感じています。