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BASIC KNOWLEDGE

よくわかる!EV充電の基礎知識EV充電その他情報

今後急速に高まることが予想されているEV(電気自動車)化ですが、
日本ではまだまだ馴染みが薄く、EV充電のしくみについてあまり知られていないのが実情です。
「EV充電の基礎知識」では、EV充電のしくみや対応車種、補助金についてなど、皆様が気になる知識や情報をお伝えします。

CONTENTS

EV充電その他情報

①充電可否について

規格によってコネクターの形状は統一されており、ケーブル付普通充電器(MODE 3)は原則として全ての国内EV・PHVに充電が可能です。テスラなど一部の海外車種はカーメーカーが用意しているアダプターを介して日本の充電インフラで充電できるようにしている車両もあります。詳しくはクルマの購入先にご相談ください。
普通充電コネクター規格「SAE J1772」「IEC62196-2 type1」準拠
普通充電システム規格「IEC 61851-1」準拠

※MODE1車両(初期型i-MiEVなど)は充電スタートボタンを備えた充電器でないと充電できません。

②主なEV・PHVの充電時間目安

表示したいメーカーを1つチェックしてください。
対応する表が表示されます。

種別 車名 グレード
※1
モデル
イヤー
バッテリー
容量(kWh)
充電性能(kW)
(最大受入出力)※2
充電時間(時間)
(Mode3)※4
電力量
消費率
(Wh/km)※5
電費
(km/kWh)※6
航続距離(km)
(一充電走行距離)※7
普通 急速※3 普通
3.2kW
普通
6.0kW
EV bz4x 2022 71.4 6.6 150 23 12 128 7.8 559
EV c+pod
(シーポッド)
2020 9.1 1.8 不可 5 5 54 16.5 150
PHEV プリウスPHV 2012 4.4 3 不可 1.5 1.5 5.9 26
PHEV プリウスPHV 2019 8.8 3.2
(メーカーオプション※8
2.5 2.5 7.7 68
PHEV プリウスPHEV 2023 13.6 3.2 不可 4.5 4.5 134 6.4 87
PHEV RAV4 PHV 2020 18.1 6.6 不可 5.5 3 155 5.2 95
PHEV ハリアーPHEV 2022 18.1 6.6 不可 5.5 3 160 5.1 93
EV RZ450e 2023 71.4 6 140 22 12 147 6.9 494
EV UX300e 2020 54.4 6 50 17 9 6.7 367
EV UX300e 2023 72.8 6 50 23 12 141 7.0 512
PHEV NX450h+ 2021 18.1 3.2 不可 5.5 5.5 4.8 87
PHEV RX450h+ 2023 18.1 3.2 不可 5.5 5.5 4.8 86
EV リーフ e+ 2019 60 6 100 23.5 12.5 161 7.5 450
EV リーフ e+以外 2017 40 3.2 50 16 8
(6.0kW充電はメーカーオプション※8
155 8.1 322
EV アリア 2022 66 6 130 25.5 12 166 7.1 470
EV サクラ 2022 20 2.9 30 8 8 124 9.0 180
EV ekクロスEV 2022 20 2.9 30 8 8 124 9.0 180
EV MINICAB-MiEV 2020 16 2.3 7 7 137 8.3 133
EV i-MiEV M以外 2010~
初期型
16 3(Mode1車両のため充電設備に注意が必要) 7 7 5.9 95
EV i-MiEV M 2010~
初期型
10.5 3(Mode1車両のため充電設備に注意が必要) 4.5 4.5 6.2 65
EV i-MiEV M以外 2013以降 16 3 7 7 5.9 95
EV i-MiEV M 2013以降 10.5 3 4.5 4.5 6.2 65
PHEV アウトランダーPHEV 2021 20 3.2 40 7.5 7.5 227 4.4 87
PHEV アウトランダーPHEV 2019 13.8 3.2 4.5 4.5 213 4.1 57
PHEV エクリプスクロスPHEV 2020 13.8 3.2 4.5 4.5 213 4.1 57
EV Honda e 2020 35.5 6 90 12 6 138 7.3 259
PHEV クラリティPHEV 2018 17 3.2 6 6 5.9 101
EV ソルテラ 2022 71.4 6.6 150 23 12 126 7.9 567
EV MX-30 EV model 2021 35.5 6 50 12 6 145 7.2 256
PHEV CX-60 PHEV 2022 17.8 6 7 3 4.2 75
EV eCanter Sサイズ
バッテリー
2023 41 6 70 13 7 2.4 99
EV eCanter Mサイズ
バッテリー
2023 82 6 70 26 14 2.6 213
EV eCanter Lサイズ
バッテリー
2023 124 6 70 39 21 2.6 324
EV デュトロZ EV 2022 40 6 50 14 7 3.8 150
EV ELF EV バッテリー
2パック
40 6 13 7 2.5 100
EV ELF EV バッテリー
3パック
60 6 19 10 2.3 140
EV モデルY RWD 2022 非公開 9.6 170 日本規格の充電器を使うにはアダプターが必要 140 507
EV モデルY ロングレンジ 2023 非公開 9.6 250 151 605
EV モデルY パフォーマンス 2022 非公開 9.6 250 150 595
EV モデル3 RWD 2023 非公開 6.4 170 513
(WLTP)
EV モデル3 ロングレンジ 2023 非公開 9.6 250 629
(WLTP)
EV モデル3 RWD 2021 非公開 6.4 170 127 565
EV モデル3 ロングレンジ 2021 非公開 9.6 250 131 689
EV モデル3 パフォーマンス 2021 非公開 9.6 250 149 605
EV モデルS ロングレンジ 2023 非公開 9.6 250 634
(WLTP)
EV モデルS Plaid 2023 非公開 9.6 250 600
(WLTP)
EV モデルS ロングレンジ 2019 非公開 9.6 200 610
(WLTP)
EV モデルS パフォーマンス 2019 非公開 9.6 200 590
(WLTP)
EV モデルX ロングレンジ 2023 非公開 9.6 250 576
(WLTP)
EV モデルX Plaid 2023 非公開 9.6 250 543
(WLTP)
EV モデルX ロングレンジ 2019 非公開 9.6 200 505
(WLTP)
EV モデルX パフォーマンス 2019 非公開 9.6 200 485
(WLTP)
EV i3 2019 42.2 7.4 49 14 7 127 7.0 295
EV i4 2022 83.9 11 200 27 14 157 7.2 604
EV i4 eDrive35 2023 70.3 11 200 22 12 143 7.6 532
EV i7 2022 101.7 11 200 32 17 184 6.4 650
EV iX xDrive40 2021 76.6 11 200 24 13 183 5.9 455
EV iX xDrive50 2021 111.5 11 200 35 20 190 5.8 650
EV iX M60 2022 111.5 11 150 35 20 199 5.5 615
EV iX1 2023 66.5 11 130 21 11 155 7.0 465
EV iX3 2021 80 11 150 25 14 168 6.4 508
PHEV 225xe 2019 10 3.2 不可 4 4 4.9 49
PHEV 330e 2019 12 3.2 不可 4 4 4.3 52
PHEV 530e 2017 9.2 3.2 不可 3 3 5.7 52
PHEV 740e 2017 9.2 3.2 不可 3 3 4.6 42
PHEV 745e 2019 12 3.2 不可 4 4 4.2 50
PHEV 745Le 2019 12 3.2 不可 4 4 3.3 40
PHEV X3 xDrive30e 2020 12 3.2 不可 4 4 3.7 44
PHEV X5 xDrive40e 2019 24 3.2 不可 8 8 3.3 79
PHEV X5 xDrive45e 2019 24 3.2 不可 8 8 3.3 79
PHEV i8 2018 11.6 3.2 不可 4 4 4.7 54
EV ATTO 3 2023 58.5 6 90 19 10 144 8.0 470
EV DOLPHIN 2023 44.9 6 90 14 8 129 8.9 400
EV DOLPHIN Long Range 2023 58.5 6 90 19 10 138 8.1 476
EV IONIQ 5 2022 58 9.6 220 19 10 131 8.6 498
EV IONIQ 5 Voyage 2022 72.6 9.6 220 23 13 132 8.5 618
EV IONIQ 5 Voyage 2023 72.6 9.6 220 23 13 142.4 7.9 577
EV Q4 e-tron 2022 82 8 150 26 14 145 7.2 594
EV Q8 e-tron 50 2023 95 8 150 30 16 236 4.5 424
EV Q8 e-tron 55 2023 114 8 150 36 19 239 4.4 501
EV e-tron 2021 71 8 120 23 12 4.5 316
EV e-tron GT 2021 93.4 8 150 30 16 200 5.7 534
PHEV A3 e-tron 2017 8.7 3.2 不可 3 3 6.0 52
EV ID.4 Lite 2022 52 6 135 17 9 132 8.4 435
EV ID.4 Pro 2022 77 6 135 25 13 139 8.0 618
EV e-ゴルフ 2017 35.8 4.2 40 12 6 8.4 301
PHEV パサートGTE 2017 9.9 3.2 不可 4 4 5.4 53
PHEV ゴルフGTE 2017 8.7 3.2 不可 3 3 5.2 45
EV タイカン GTS 2023 93.4 22 270 30 16 5.4 504
EV タイカン Plus 2021 93.4 22 270 30 16 5.2 484
EV タイカン 2021 79.2 22 270 25 14 5.4 431
EV タイカン Plus 2020 93.4 22 270 30 16 4.8 450
EV タイカン 2020 79.2 22 270 25 14 5.2 412
PHEV カイエン E-Hybrid 2019 14.1 3.6 不可 5 5 3.1 44
PHEV カイエン S E-Hybrid 2017 10.8 3.6 不可 4 4 3.3 36
PHEV カイエン ターボ S E-Hybrid 2019 14.1 3.6 不可 5 5 2.8 40
PHEV パナメーラ E-Hybrid 2017 14.1 3.6 不可 5 5 3.5 50
EV C40 Recharge Twin Motor 2023 78 9.6 150 25 13 188 6.2 484
EV C40 Recharge Single Motor 2023 69 9.6 150 22 12 159 7.3 502
EV XC40 Recharge Twin Motor 2023 78 9.6 150 25 13 188 6.2 484
EV XC40 Recharge Single Motor 2023 69 9.6 150 22 12 159 7.3 502
PHEV XC40 Recharge Plug-in hybrid T5 2021 11.1 3.7 不可 4 4 3.7 41
PHEV XC60 Recharge Plug-in hybrid T8 2021 11.9 3.7 不可 4 4 3.4 40
PHEV XC60 T8 2021 11.9 3.7 不可 4 4 3.4 40
PHEV XC90 Recharge Plug-in hybrid T8 2020 11.9 3.7 不可 4 4 3.4 40
PHEV S60 T6 2019 11.9 3.7 不可 4 4 3.8 45
PHEV V60 T6 2019 11.9 3.7 不可 4 4 4.0 48
PHEV V60 T8 2019 11.9 3.7 不可 4 4 4.0 48
PHEV V90 T8 2017 10.8 3.7 不可 4 4 4.2 45
EV EQA 2020 66.5 6 100 21 12 138 8.3 555
EV EQB 2022 66.5 6 100 21 12 147 7.8 520
EV EQC 2022 80 6 110 25 14 236 5.0 400
EV EQE 2022 90.6 6 150 29 16 176 6.9 624
EV EQS 2023 107.8 6 150 34 18 182 6.5 700
PHEV A250e 2021 15.6 6 5 3 4.5 70
PHEV C350e 2017 6.2 3.2 不可 2 2 4.5 28
PHEV E350e 2020 13.5 6 不可 5 3 3.8 51
PHEV GLC350e 2021 13.5 3.2 不可 5 5 3.4 46
PHEV S560e 2020 13.5 6 不可 5 3 3.0 40
PHEV S580e 2021 28.6 6 60 9 5 3.5 100
EV E-C4 2022 50 7.4 100 16 9 140 8.1 405
PHEV C5 エアクロス SUV PLUG-IN HYBRID 2021 13.2 6.6 不可 5 3 4.9 65
EV DS 3 E-TENSE 2020 50 7.4 100 16 9 135 8.0 398
PHEV DS 4 E-TENSE 2022 12.4 7 不可 4 3 4.5 56
PHEV DS 7 E-TENSE 2021 13.2 7 不可 5 3 4.2 56
EV e-208 2020 50 7.4 101 16 9 144 7.9 395
EV e-2008 2020 50 7.4 101 16 9 149 7.6 380
PHEV 508 GT HYBRID 2021 11.8 7.4 不可 4 2 4.7 56
PHEV 3008 GT HYBRID 2021 13.2 7.4 不可 5 3 4.8 64
EV I-PACE 2019 90 7 100 29 15 224 4.9 438
EV 500e 2022 42 11 85 14 7 128 8.0 335
PHEV CROSSOVER PHEV COOPER S E ALL4 2019 10 3.7 不可 4 4 5.3 53
PHEV イヴォークPHEV 2020 15 7.4 不可 5 3 4.3 65
PHEV レンジローバーPHEV 2018 13 7.4 不可 5 3 3.3 43
PHEV レネゲート4xe 2020 11.4 7.4 不可 4 2 4.2 48
PHEV SF90 2021 7.9 不明 不可 Mode3充電の
可否不明
3.2 25
  • ■本資料はその内容を保証するものではありません。
  • ■全てのEV、PHEVを網羅しているわけではありません。本資料に記載がない車両は当社充電器で充電できないということではありません。充電器は規格に基づいて製造されており、車両が規格に基づいていれば原則として充電可能です。
  • ■各車両の数値は、各メーカーのサイトなどを元に当社が調べたものです。
  • ※1. グレード:主にバッテリー容量ごとに分けた上で、その中でのエントリーグレードの仕様を代表として記載しています。
  • ※2. 充電性能:車両側の「最大受入能力値」であり、実際の充電電力量はバッテリーの状態等に基いて車両が制御します。
  • ※3. 急速が「不可」となっている車両は急速充電口を備えていない車両です。急速が「可」となっている車両は急速充電口を備えているが受入可能な出力が不明なものです。
  • ※4. 充電時間:バッテリー容量を充電出力で割った値(切り上げて丸めています)、あるいは各メーカーのサイトで掲出されている場合はその値を掲載しています。大まかな目安として下さい。充電出力は車両ごとの受入可能な出力を加味しています。例えば、最大受入出力2.9kWの車両は、3.2kW出力の充電器でも6.0kW出力の充電器でも2.9kWでしか充電できないため、いずれも2.9kWで充電したときの時間を掲載しています。
  • ※5. 電力量消費率:各メーカーのサイトに掲出されているWLTCモードの値を記載しています。数値が見つからないもの、あるいはWLTCモードでないものは空欄です。
  • ※6. 電費:全て当社の計算値です。単純に、航続距離をバッテリー容量で割った値を掲載しています。メーカーが掲出している値とは一致しません。
  • ※7. 航続距離(一充電走行距離):年代によって適用される基準が異なるため、単純比較は出来かねます。各メーカーがサイトなどに掲出している値を記載しています。2018年以降発売のモデルについては主にWLTCモードの値を掲載しています。
  • ※8. 車の購入時にメーカーオプションが必要となります。

【充電時間のおおよその計算方法】

普通充電での充電時間は電池容量(kWh)÷充電器出力(kW)でおおよそ計算できます。
例)アウトランダーPHEV(電池容量12kWh)を3.2kW充電する場合  12kWh÷3.2kW≒4時間

③主なEV・PHVの⾞載充電ケーブル収納可否⼀覧

主なEV・PHVに付属する車載充電ケーブルについて、当社で収納可否を確認した一覧です。

【 国内自動車メーカー 】

【 海外自動車メーカー 】

上表に記載が無い車種については、車載充電ケーブルを弊社までお送り頂ければ弊社にて確認致します。送料は弊社にて負担します。
お問合せフォームから「車載充電ケーブルの収納確認希望」と車両情報をお知らせ下さい。折り返し、送り先などの情報をメールアドレスに返信致します。

④補助金について

補助金の事業主体は「国」と「自治体」の2つがあります。
また、補助対象は大きく分けて「車両」と「充電設備」の2つがあります。

補助金は補助を受ける方が申請し、審査のうえ交付決定されて初めて受け取ることができます。交付決定してから充電設備を発注する必要があります。

【充電インフラへの補助について】

この表は横へスクロールします。→

本年度の申請受付終了しています。経済産業省所管分は、「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」として一般社団法人 次世代自動車振興センター(NEV)が事業を行っている。2023年度(令和5年度)は、令和4年度補正予算として2023年3月31日より受付開始。
経産省サイト:
令和4年度補正予算「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金」ページはこちら
経産省のほかに、小規模でかなり条件が限定されるが環境省や国土交通省が所管する補助事業もある。
自治体 補助や助成をする自治体がある。国の補助金に追加できるかどうかは自治体による。設置場所の自治体がどういう補助をしているか調べる必要がある。年度初めだとまだスタートしていない自治体が多い。

多くの場合、単年度事業として年度初めからスタートし、予算がなくなり次第終了するため、設定された申請期日を待たずに終了することが多いようです。
充電インフラへの補助は1件毎に審査されたうえで交付決定されます。交付決定してから充電設備を発注し、工事完了後には実績報告をする必要があります。
当社では補助金申請の代行業務は行っていません。
普通充電器が助金対象となるためにはJARI認証の取得が必要です。当社Pit-2Gシリーズ【JARI認証品】は2023年2月にJARI認証を取得しました。

本年度の申請受付終了しています。 経済産業省の充電インフラ補助詳細(令和4年度補正予算)対象設備や駐車場の形態により補助金額が異なります。

本年度の申請受付終了しています。【普通充電設備に対する補助金】(令和4年度補正予算)

この表は横へスクロールします。→

設置場所 ①高速道路SA・PA及び道の駅等への充電設備設置事業(経路充電)
②商業施設及び宿泊施設等への充電設備設置事業(目的地充電)
③マンション、月極駐車場及び事務所・工場等への充電設備設置事業(基礎充電)
対象設備 ケーブル付き普通充電器
EVCシリーズ
コンセントスタンド
EVP-1シリーズ
コンセント単体
pit-3シリーズ
6.0kW 3.0kW・4.0kW
駐車場形態 機械式・平置き 機械式・平置き 機械式 平置き
機器補助率 1/2(上限あり)
機器上限額
(万円)
35 25 11 7
工事補助率 10/10(上限あり)
工事費上限額
(万円)
135 135 135 95
  • ・工事費は支出した金額が全て対象になるわけではなく、NEVが審査して補助対象経費として認めた費用が対象となります。
  • 個人所有の設備は対象外です。個人で申請できるケースとしては、共同住宅のオーナー、共同住宅の居住者、月極駐車場の所有者、月極駐車場の契約者等です。マンションの管理組合は申請できます。
  • ・2022年度から普通充電設備の更新・入替についても補助対象となりました。
  • ・「令和4年度補正予算・令和5年度当初予算「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金」」(経済産業省)(https://www.meti.go.jp/policy/
    mono_info_service/mono/
    automobile/cev/
    r4hosei_infrastructure.html
    )を加工して作成

本年度の申請受付終了しています。【高圧受電設備・設置工事費に対する補助金】(令和4年度補正予算)2022年度からキュービクル(高圧受変電設備)にも補助されるようになっています。

この表は横へスクロールします。→

設置場所 充電設備に同じ
充電設備の総出力 350kW以上 250kW以上 150kW以上 90kW以上 50kW以上
補助率 10/10(上限あり)
設備・工事上限額
(万円)
600 500 400 300 200
  • ・充電設備が補助対象に合致したものであること。
  • ・現在の高圧受変電設備では、設置予定の充電設備を稼動できない場合、充電設備に必要となる電力量のみを確保する目的で増設または新設される高圧受変電設備であること。

補助金は国や自治体、各年度によって内容が異なります。
補助金についての詳細は「一般社団法人 次世代自動車振興センター」のホームページでご確認ください。

⑤受電の2本引込特例措置

急速充電器限定だった「2本引込特例措置」が、2021年4⽉より「普通充電器」にも適⽤されています

電気契約は原則としてひとつの構内にひとつの契約しか結べず、従来は同一敷地内の建物と急速充電器をまとめて契約する必要がありました。しかしながら2012年の特例措置により、急速充電器に限り同一敷地内に新たな引込をすることが可能となり、キュービクルを増・新設する必要がなくなると共に、別事業者による充電器設置ができるようになっています。
さらに2021年4月より国のEV普及推進に伴い、急速充電器のみだった特例措置が「普通充電器」にも適用されました。

原則

同一敷地内の建物と充電器を
1つの契約とする必要あり

原則
  • 合計50kW以上はキュービクルが必要
  • キュービクルが既設でも改修や増設が必要

特例措置(2012.8)

建物と急速充電器を
別の契約とすることが可能に

特例措置(2012.8)
  • 受電設備(キュービクル)の増・新設が不要
  • 別事業者による急速充電器の設置が可能

新特例措置(2021.4)

普通充電器にも
2本引込特例措置が適用

新特例措置(2021.4)
  • 普通充電器でも別引込が可能に

合計50kWを超える場合(高圧契約)は新たにキュービクルが必要となりますが、この場合は「新たに電力契約を締結する場合で、充電設備にのみ利用する高圧受変電設備を設置する」という「新設」に該当するので、高圧受電設備・設置工事費に対する補助金が適用できる場合があります。

⑥充電設備の施設方法(内線規程の改定)

2022年12月改定の内線規程第14版において6.0kW充電設備の施設方法が追加されました。

義務【 専用分岐回路とその配線について(3597-4条)】

分岐回路の種類に、6.0kW充電設備に対応する40A分岐回路が追加されました。

分岐回路の種類 配線太さ(銅線) コンセントの
定格電流
最大連続
充電電流
20A配線用遮断器 直径2.0mm 若しくは2.6mm
(断面積3.5m㎡ 若しくは5.5m㎡)
15A 15A
20A 16A
30A配線用遮断器 直径2.6mm(断面積5.5m㎡) 30A 24A
NEW40A配線用遮断器 直径3.2mm(断面積8m㎡) 32A
  • ・40A配線用遮断器の配線による場合、配線と充電設備(充電スタンド)は直接接続すること。
  • ・最大連続充電電流が32Aを超過する場合は、最大連続充電電流の1.25倍で直近上位の定格電流を有する配線用遮断器、その配線用遮断器に対応した配線太さとし、配線と充電設備は直接接続すること。

義務【 充電設備(充電スタンド)の施設について(3597-6条、資料3-5-11)】

所要充電時間の短縮可能な交流普通充電設備「6.0kW充電設備」を施設する場合の施工方法が新たに示されました。

NEW電気自動車(EV)用6.0kW充電設備の施設例

6.0kW充電設備については、3597節「電気自動車等を充電するための設備等の施設」及び
日本配線システム工業会技術資料JWD-T33「EV普通充電用電気設備の施工ガイドライン(第3版)」
5-9「6.0kW充電設備の施工」を踏まえ施設し、技術的な確認は一般送配電事業者と行うこと。

BE:過電流保護機能付漏電遮断器
B:配線用遮断器

【標準施工】新築/改装

住宅の新築又は改装時において、6.0kW充電設備を施設する場合の施設方法です。

【標準施工】新築/改装 イメージ

【方式C】既築

充電設備の無い既築住宅へ6.0kW充電設備を新設

既設住宅において、引込口装置の電源側に配線用遮断器を追加し、6.0kW充電設備を屋外配線又は屋側配線で施設するための方法です。

【方式C】既築 イメージ 引込分岐盤 当社商品の
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【方式A】既築

既存200V充電用コンセントから6.0kW充電設備への増容量更新

既設住宅において、単相200Vの電気自動車用コンセント等が施設され、その、電線サイズが直径2.6mm(5.5mm²)である場合、この配線を利用して6.0kW充電設備に更新するとき、他の分岐回路遮断器からのもらい熱による熱動式の遮断器の不要動作の影響を排除するため、住宅分電盤の外に専用ボックスを設け、30Aの専用分岐過電流遮断器を納める施設方法です。

方式A】】既築 イメージ

※この方式の場合、30Aブレーカに連続30Aが流れますので周囲温度などによってはブレーカがトリップする場合があります。

・その他記載されている会社名・製品名・システム名は各社の商標または登録商標です。