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COMMON PROBLEMS

EV充電よくあるトラブル

① コネクターが抜けない

ロック解除ボタンが押せる、押せないで原因が推定できます。

ボタンが押せない場合【原因 1、3】
ボタンが押せる場合【原因 2、3】

ロック解除ボタン
【原因 1】車両側の問題:車両のコネクターロック機能により抜けない

ほとんどのケースの原因がこれです。この場合、コネクターのロック解除ボタンが押せません。車両側の取扱説明書を参照してコネクターロックを解除して下さい。車両のキーの解錠操作で、ロックも解除される車両が多いです。
参考:日産リーフのコネクターロックの操作方法(外部サイト)

【原因 2】充電器側の問題:コネクターのロック機構の破損

コネクターを地面に落下させたりした衝撃等で、ロック解除ボタンとコネクター先端のひっかかり部分をつなぐリンクが折損し、ロック解除ボタンを押しても、ロックが解除されなくなることがあります。事例数としてはごくまれです。この場合、コネクターのロック解除ボタンが押せますが抜けません。ケーブルコネクターを交換する必要があります。販売店あるいは設置施工された業者さんにご相談ください。

【原因 3】充電器側の問題:コネクターの凍結(冬季)

寒冷期にコネクターに雪が積もるなどしてコネクター内部に水が浸入し、それが凍結することでロック解除ボタンが操作できなくなったり、車両接続部分が凍り付いたりした状態になることがあります。事例数としては少数です。この場合、コネクターのロック解除ボタンが押せる場合と押せない場合の両方がありえます。コネクターにぬるま湯を掛けるなどして凍結を溶かしてください。熱湯は絶対に使わないで下さい。一番良いのは、直接お湯をかけるのではなく、ビニール袋にお湯を入れてその袋をコネクター部分に当てて温める方法です。予防としては、充電完了したら速やかにコネクターを抜く、カバー等でコネクター部分を覆うなどの方法があります。

② 充電ができない

充電器の電源ランプと利用可ランプが点灯しているのに、
車両を接続しても充電が始まらない。充電ランプが点灯しない。

正常なランプ点灯状態(Pit-2Gシリーズ インフォメーションパネル)

  • 充電可能な
    状態

    充電可能な状態 パネル

    電源ランプと利用可ランプの両方が点灯

  • 矢印
  • コネクター
    挿し込み

    コネクター挿し込み イメージ

    このとき、ロック解除ボタンを押さずに挿し込みます。

  • 矢印
  • 充電中

    充電中 パネル
  • 矢印
  • 満充電終了

    満充電終了 パネル

    充電ランプが点滅満充電に限らず、車両側が充電休止している状態を示します

  • 矢印
  • コネクター
    引き抜き

    コネクター引き抜き イメージ

    満充電前に引き抜いて終了させることもできます。

  • 矢印
  • 充電可能な
    状態

    充電可能な状態 パネル

    充電ランプが消灯

【原因 1】コネクターがロックするまで挿し込まれていないケース

コネクターの接続を車両が検知しないと充電は始まりません。車両の充電口(インレット)の位置や角度、充電コネクターとのはめ合わせのかたさによって半挿しとなっている場合があります。コネクターのロック(先端のひっかかり)がカチッと掛かり、車両がそれを検知するまで挿し込まれているか確認してください。特に充電口の位置が高いSUV等に多く発生しています。また、コネクターとインレットは規格に定められた寸法と公差に基いて設計・製作されていますが、車両によってコネクター接続部分にかたさ、ゆるさがあります。

【原因 2】車両側で充電を制約しているケース

車両側の設定やスマホのアプリで充電タイマーやスケジュールなどが設定されていたり、車両がバッテリーを保護するために充電を一時休止あるいは制限していたりすることがあります。

【原因 3】車両がMode1であるケース

Mode1(モード・ワン、初期型i-MiEV等の古いEVが採用していた方式)の車両への充電には充電スタートボタンを備えている必要があり、これを備えていないPit-2Gシリーズではそのままでは充電できません。Pit-2G通信モデルで、Mode1車両にコネクターを接続した状態で、認証を通すなどして充電スタートを別のプロセスで行うといった運用が設定されているものは充電が可能です。 充電モードの詳しい説明はこちら。
また、一部の古いEVでは、コネクターを挿し込んだ後に一定時間内に充電開始がされないと、車両が一時的に充電不可にするような機能を備えている場合があります。

【原因 4】故障

原因 1~3 に該当しない場合は充電器あるいは車両に不具合が発生しているがあります。事例数としてはごくまれです。充電器の故障の場合、多くのケースにおいてエラーランプが点灯します。

充電ができないときのランプ点灯状態(Pit-2Gシリーズ インフォメーションパネル)

  • 充電可能な状態 パネル
    電源ランプが消えている

    【原因】 給電元(配電盤)のブレーカがオフになっている。
    充電器内蔵ブレーカがオフになっている。
    停電が発生している。

  • 充電中 パネル
    利用可ランプが消えている

    【原因】 電源は入っているが、管理者により利用制限が掛けられているなどで利用できない状態。

  • 満充電終了 パネル
    利用可ランプが消えている

    【原因】 電源起動中あるいはファームウェアアップデート中。

  • 満充電終了 パネル
    エラーランプが点灯している

    【原因】 充電器がエラーを検出している。
    車両からコネクターを抜いてみて、エラーランプが消灯したら、車両側に原因がある(改造車や規格外車両である等)可能性が高いです。
    コネクターを抜いてもエラーランプが消灯しない場合は充電器が故障している可能性があります。

充電器に原因が疑われる場合は、充電器内部のブレーカをいったんオフにして、再度オンにして再起動させることで復帰する場合があります。ただし、再起動中(利用可ランプが点灯する前)には電源をオフにしないで下さい。