ブレーカ・開閉器・端子台

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Q1
MCB、MCCBとは、何を表していますか?

A1

MCB・MCCBはMolded Case Circuit Breakerの略称で、配線用遮断器(サーキットブレーカ)を表します。

Q2
ELB、ELCBとは、何を表していますか?

A2

ELB・ELCBはEarth Leakage Circuit Breakerの略称で、漏電遮断器(漏電ブレーカ)を表します。

Q3
インバータ用にブレーカを取り付ける場合の注意点はありますか?

A3

インバータの高調波成分による特性変化を考慮し、ブレーカの定格電流は、約1.4倍のものを選定してください。また、モータ制御等の高調波成分を多く含んだインバータ回路に完全電磁式ブレーカを使用すると著しく温度が上昇してしまいます。高調波成分を多く含んだインバータ回路には、熱動_電磁式のブレーカを選定してください。ブレーカはインバータの二次側で使用できません。

Q4
漏電ブレーカは高調波・高周波対応済みですか?

A4

高調波電流重畳引外し試験、高周波電流重畳引外し試験など JIS C 8201-2-2、JIS C 8221,JIS C 8222 に基づき漏電ブレーカが不要動作のないことを確認しております。

Q5
中性線欠相保護付きブレーカとは、どのようなものですか ?

A5

単相3線回路で中性極の断線や接続不良(欠相)が発生すると、AC100V回路の機器に異常電圧が印加され電圧耐量の小さい機器では、絶縁劣化や焼損事故に至る場合があります。このような事故から負荷機器を保護する機能が付いたものが、中性線欠相保護付きブレーカです。過電圧検出リード線を負荷側の中性極導体に接続することで、その接続位置で電源側の欠相発生時の負荷バランスの不平衡により発生する異常電圧を検出します。過電圧検出の動作電圧は、AC120VからAC135Vです。

Q6
漏電ブレーカの地絡保護協調とは、どのようなものですか?

A6

幹線用、分岐回路用共に高速形を使用し地絡事故(漏電)が起こった場合、地絡電流の大きさによっては幹線用漏電ブレーカが動作し他の健全な回路まで停電してしまいます。幹線用に時延形(中間度)、分岐回路用に高速形(高感度)を使用することにより地絡事故に対して選択保護協調を取ることができます。

Q7
3極漏電ブレーカの単相2線式回路に使用する場合は、どのようにすればよいですか?

A7

中極を使用せずに左右極に接続すれば使用できます。
漏電検出用の電子回路用電源を遮断器内部の左右極から取っているためで、必ず左右極に接続しご使用ください。なお、単3中性線欠相保護付ブレーカは単相2線では使用できません。

Q8
漏電ブレーカは太陽光発電システムの逆接続に対応可能ですか?

A8

太陽光発電システムなど系統連系用に限り逆接続可能型として使用可能です。 太陽光連系用として逆接続可能な機種は、GK53WN、GK63WN、GK103WN、GE103NA、GE153NA、GE223NA、GE403NA、GE53WC、GE53C、GE63C、GE103CA、GE53A、GE63A、GE103A、GE153A、GE223、GE253となります。ただし一般商用回路で逆接続には使用できません。(GE53C~GE63Cは2013年4月製造日以降)

Q9
逆接続可能なブレーカを教えてください。

A9

総合カタログには、各ブレーカの仕様欄に逆接続対応の「可・不可」が明記されてますのでご確認ください。     

Q10
ブレーカの寿命や取替時期を教えてください。

A10

ブレーカの更新推奨時期と開閉耐久回数については下記の「更新推奨時期と寿命について」をご確認ください。
(「2023-2024総合カタログ」の902頁にも掲載しております。)

Q11
ブレーカを日常的なスイッチとして使用することはできますか?

A11

推奨しておりません。
ブレーカの本来の役割には、過電流を遮断し電線を保護する目的があります。
日常的にスイッチとしてのON/OFF操作を繰り返えす場合は、ブレーカと負荷機器の間に別の開閉スイッチ機器を設けご使用ください。

Q12
購入したブレーカを落下させてしまいました。使用可能ですか?

A12

交換を推奨しております。
ブレーカはJIS Z 0200【包装貨物―性能試験方法一般通則】に則って梱包状態で落下試験を行い性能を確認しておりますが、落下時の姿勢や高さによっては機能・性能に重大な影響を及ぼす可能性があります。

Q13
生産終了品ブレーカの品名記号から現行品ブレーカが判る資料はありますか?

Q14
ブレーカに圧着端子は付属されていますか?

A14

付属しています。
ただし、100AF~225AFまでのブレーカに限られます。

Q15
電子式ブレーカは販売されていますか?

A15

過電流引外し方式が電子式のブレーカはございます。機種は NE1003SA、NE1253SA のみとなります。

Q16
海外認証を取得したブレーカはありますか?

A16

ございません。

Q17
裏面形ブレーカを表面形に変更可能ですか?

A17

変更不可です。
端子部のナット受け用プラスチック部品を裏面形仕様にする際に切り離してしまうため、元に戻すことができません。

Q18
「警報スイッチ付き」や「補助スイッチ付き」のブレーカは、対応可能ですか?

A18

対応可能です。
下表の「ブレーカ内部付属装置」をご確認ください。
(「2023-2024総合カタログ」の874頁にも掲載しております。)

Q19
「電圧引外し装置付き」や「テストリード線付き」や「メグ測定スイッチ付き」のブレーカは、対応可能ですか?

A19

対応可能です。
下表の「ブレーカ内部付属装置」をご確認ください。
(「2023-2024総合カタログ」の875頁にも掲載しております。)

Q20
感震機能付ブレーカは単相2線でも対応可能ですか?

A20

NE53C-MGU、NE63C-MGU、NE103CA-MGU、GX53-MGUであれば、単相2線(中性極抜き2P)でも、ご使用いただけます。

Q21
ブレーカの端子ねじを紛失しましたが、購入できますか?

A21

購入可能です。
下表の「ブレーカ 補修パーツ(端子ねじ)一覧表」をご確認ください。
(「2023-2024総合カタログ」の872頁にも掲載しております。)

Q22
ブレーカが短絡遮断しました。このまま使用し続けてもよいですか?

A22

短絡遮断したブレーカは速やかに新品に交換することを推奨しています。
盤標準化協議会「ブレーカが動作した際の処置について」でもその旨、下記のとおり記載されています。
『短絡とは、故障又は誤接続により電路の極間の接触(ショート)又は地絡により、大きな電流が流れることをいう。
ブレーカの主目的は、このような回路を事故発生と同時に切り離すことにある。しかし短絡電流の大きさによっては、
電路及びブレーカに大きなダメージを与える場合がある。
<動作後の正しい処置>
動作後には点検・修理を工事店に依頼し、新品のブレーカと交換するのが好ましい。原因を取り除かず再投入しないよう注意が必要。』

Q23
漏電ブレーカのメガ測定方法を教えてください。

A23

漏電ブレーカや単3中性線欠相保護付ブレーカ等、内部に電子回路が組込まれているブレーカは、下図に従って絶縁抵抗測定(メガ測定)と耐電圧試験を行ってください。
誤って電圧を印加した場合、電子回路の内部を破壊する恐れがあります。
(「2023-2024総合カタログ」の903頁「取扱いと保守・点検/初期点検と定期点検」にも掲載しております。)

Q24
全てのブレーカはOC(過電流遮断機能)付ですか?

A24

漏電ブレーカ GN32CJ、GN32、GN33以外は、全てOC付です。

Q25
プラグインスリムブレーカ・プチスリムブレーカの相・電圧の切替方法を教えてください。

A25

プラグインタイプの相・電圧の切替方法については下図をご確認ください。
(「ブレーカカタログ」の34、37頁にも掲載しております。)

Q26
モータ容量(KW)からブレーカを選定したいです。何か資料はありますか?

A26

資料はありません。
現在のモータはトップランナー仕様(IE3)で、突入電流がメーカ・型式で異なります。従ってモータ容量からブレーカを選定することはできません。

Q27
どのブレーカがIECレール35mmに取付可能か分かる資料はありますか?

A27

IECレール35mmへの取付可否については下図をご確認ください。
(「ブレーカカタログ」の80、81頁にも掲載しております。)

Q28
エンクローズブレーカ(EB-N)にノントリップスイッチを搭載可能ですか?

A28

対応可能です。

Q29
電力用端子台(TBP)の透明端子カバーも一種耐熱端子台に含まれますか?

A29

端子カバーは含まれません。
一種耐熱端子台として使用される場合は、端子カバーと記名板は外してご使用ください。

Q30
ブレーカ用端子台(TBZ-E)の3P+Eを4Pとして使用可能ですか?

A30

4Pとしては使用不可です。
4Pブレーカでの使用を想定した仕様ではありません。

Q31
ハンドルロックのみ手配は可能ですか?

A31

手配可能です。下表からご確認ください。
(「2023-2024総合カタログ」の868頁にはセット品の品名記号、873頁には1個入りの品名記号を掲載しています。)

Q32
自動電源切替開閉器(DS-M)本体のみで、電源の自動切り替えは可能ですか?

A32

本体のみでは自動切り替えは不可になります。
電源切り替えにはお客様側でインターロック制御を組んでいただく必要があります。一例となりますが下記のような制御回路を設ける必要がありますのでご検討ください。(制御回路図は2023-2024総合カタログのP885にも掲載されています。)                                                 なお、リレー回路を内臓しているDS-MCタイプがございます。この製品はお客様でリレー回路を組んでいただく必要が無く、A側が停電時にB側に電圧が加わりますと、自動でB側に切り替わります。また、A側優先回路ですので、A側B側両側に電圧が加わっている場合には、A側に繋がる仕様になっています。

Q33
放電検出ユニット・スーパーテクトは工場内で使用は可能ですか?

A33

住宅使用を想定した仕様で、工場使用は未検証より保証できかねます。                                                                  特に火花放電の検出距離は限られており、使用環境(回路数、負荷数)によっても検出距離は変動します。また、工場で使用される負荷ノイズの
影響による誤動作の恐れも考えられます。

Q34
DS32やDS33は協約形取付台(BP31-K)に取付可能ですか?

A34

協約形取付台に取付け可能です。